次の世界は誰だ?【大場浩平】
大場浩平(23)
日本バンタム級チャンピオン
22戦21勝10KO1引
asahi.comより転載 大場の名前を初めて目にしたのは、確か大場が 全日本新人王を獲ったときだったと思う。 どこかの戦評で、全日本新人王のリングで ノールックでジャブを打ったり、アッパーを得意としていたりと すでに「逸材」として扱われていた。 それから5年が経つ。 続きは以下へ。
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大場のボクシングは、見ているものに 「才能」ってあるんだな、と思わせるに 十分な説得力を持っている。 見て分かるほどのスピード。 柔軟なディフェンスワーク。 体のバネを生かした飛び上がるような右アッパー。 そのどれもが、誰でも手に入るもので無いことが分かる。 先のチャンピオンカーニバルでは 僕と同郷のチャンピオン三谷を破って とうとう日本チャンピオンの座へと上り詰めた。 正直僕は、競る勝負にはなるだろうけど、三谷が勝つんじゃないかと思っていた。 ジャブ、ワンツーからの正統派ボクシングスタイルの三谷、一方の 大場は変則的ともいえる攻防分離型のスタイルだ。 ツボにはまれば見事な攻撃を見せるが、時折防御一辺倒になり ロープに詰まったりもする。 スピードも互角、両者の実力が僅差であれば、ジャブを当てて試合の主導権を 握るのは三谷だろうと思っていた。 しかし、実際は大場が三谷を上回るスピードで主導権を握った。 僕は体の動きでは大場でも、ボクシングのスピードでは 三谷と大場はそんなに変わらないと思っていた。 それがどうだ。 大場の動きは、三谷より一回り早かった。 決して大差ではないが、ジャブのヒットの有効性で 上回って明白な勝利を大場が手にした。 いま、全階級を見渡しても大場ほどの才能は いないのではないかと思う。 それほどに大場の身体能力は突出している。 まだまだボクシングが荒いなぁという部分はある。 しかし日本チャンピオンという位置にいながら、まだまだ未完だと 思わせられるってのも、すげぇことだなぁと思うのだ。 世界のリングで、ベルトを掲げた大場を見る日はそう遠くないのかもしれない。
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