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先週に引き続き今日は浅野いにお氏の漫画を紹介します。
『虹ヶ原ホログラフ』 です!
こぉの漫画はすごい!
私の弱い頭では半分も理解出来ているかどうかというところですが(笑)
頭の弱さ以前に時系列のループ等があるので2回、いや3回以上読むことをおススメします。
まずこの漫画を紹介する為に漢詩を載せておきます
胡蝶の夢 荘子
昔者、荘周夢に胡蝶と為る。
栩栩然として胡蝶なり。
自ら喩しみ志に適へるかな。
周なるを知らざるなり。
俄然として覚むれば、則ち遽遽然として周なり。
知らず周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるか。
周と胡蝶とは、則ち必ず分有らん。
此れを之れ物化と謂ふ。
(参考文献:古典I漢文編 稲賀敬二 森野繁夫編 第一学習社)
夢の中で蝶になり、ひらひらと舞っているうちに自分が自分であることを忘れ、
目が覚めるとやっぱり自分なのだけれど、
夢で蝶になったのか蝶の夢で自分になったのか分からなくなったという詩ですね。
『虹ヶ原ホログラフ』はこの作品を漫画にした作品です。
周と胡蝶とは、則ち必ず分有らん。
夢でその正体が分からなくなろうと、現実的にはハッキリとした区別がある。という文です。
自分は自分であると認識する事でそこに区別が生まれるもの。
目を背けたい現実、夢であって欲しい現実に蝕まれ、現実を認識したくなくなった人達が蝶によって演出されます。
帯にも書かれている「強い意志を持ちな。」
というのはそういう事かなーと。
私は一回じゃ全然理解できなかった訳ですが、それでも最初読んだときには構図や演出、話の構成がすごく面白いと思いました。
浅野氏の漫画は無駄がないというか、全体の構成がしっかりています。
始めから終わりまできちんと計算して一冊が出来上がってるなーという。
絵がものすごく上手いという訳ではないんですが、構成力は飛びぬけてるんじゃないかなと思います。
話を追うごとにどんどん増えていく蝶や、パラパラ漫画のように複数のコマで変化を表現したりといった他の漫画では無いような漫画の作り方がとにかく衝撃でした。
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